浜金谷から三浦半島に抜けるのが本道ですが、とってつけたように26番コースが設定されています。
でも鋸山なので、行きたい気分は満々です。
千葉県最後のコースに行ってきました。


前回終わった浜金谷駅。
8時半と結構便利な時間帯ですが二両編成なのが哀しい。
浜金谷側からがスタートなので、順方向に登ります。
駅前を出てすぐの路地道がコース。
右手に金谷港が案内されているので、一応連絡道の設定もされてるのね。


細道を歩きますが、メジャーな山なので案内はしっかりしています。
良い感じの内房線ガード下をくぐった先が登山口になります。


ということで登山口。
いきなり階段から始まりますが、今回登山道の整備が行き届いているのでほぼほぼ階段です。
登山という意味ではちょっとつまらない感じでした。
他の登山道だと違うのかな?


見上げる鋸山の感じが、縦走後最後のひと登りっぽい雰囲気なので、個人的には「近いな」って感じです。
10分ほど登ってすぐの観月台。
金谷の街並みがよく見えます。
結構登った感じですが、階段なのでらくらく。


岩山だけあって、道は結構面白いのですが観光用に至れり尽くせりで整備されてます。
全く危険性がないので初級者も安心ですね。

中腹には昔の切り出しの設備跡なんかも残ってます。
これは石を滑り降ろすための樋道の跡だそうです。

中腹にある分岐点。
右に行くとロープウェイで行ける地獄ののぞきなんかがありますが、寺内なので拝観料と取られるのよね。
逆に山頂に行くには一旦ここまで降りてくる必要があるので、ロープウェイはほぼ意味がありません。

途中で見えた元切り出し場。
下には行けませんが、右上の飛び出ているのが地獄ののぞき。
あそこからの景色は高そうだけど、北アルプスの岩稜帯ってあれくらいの高さを普通に歩いているような……今じゃ慣れちゃって多分駄目だね。


登山道の方は別の場所で切り出し場が見られます。
岩舞台なんて名称が付いていましたが、岩場の広くなった場所で、見上げるように石の壁がそびえ立ってました。
下の真ん中あたりに小さく見える白いのが人間です。
比較対象がいると大きさが分かりやすい。

観音洞窟は石を切り出した跡ですが、これ地震で崩れたりしないのかな?
神殿のような迫力ですが、けっこう真下まで入る事が出来ます。
途中に積んであるっぽいやつ、やっぱり崩落防止なのだろうか。
そのうち規制されるのかな?

一見行き止まりのようですが、岩場の裏に回り込むコース。
不思議な感じでした。


最後に一気に急な階段を登り上がります。
上がりきったところで本コースは左の山頂方面ですが、右の展望所は近いし行ってみます。


10時前に展望所到着。
行ってみて大正解でした。
千葉県コースで最高の眺め。
これを見ずして進むのはもったいない。
これから進む三浦半島と富士山が本当に綺麗でした。
というか皆さんこちらがメインみたいですね。
ここで早いですがお昼休憩としました。

山頂に向かって少しばかりの尾根歩き。
山頂手前に電波設備があるので、電信柱が興ざめですが……


そして鋸山の山頂。
手前の展望所が素晴らしすぎて残念感半端ない。
決して展望が悪い訳ではないんですけどね。
マザー牧場がある鹿野山を一望出来たりするし。
比較の対象が悪かったw


山頂から先は人も少ない静かなコース。
こちらにも展望スポットがあって、誰も居ない静かな景色が楽しめました。
ここから見える池は切り出した跡に水が溜まったものなのだろうか?


林道口の登山口に降りた後は林道歩きですが、HPでは通行止めとの情報。
登山情報では通れると確認済みなのでそのまま向かいます。
しかし石の壁がそのままとか、すごい林道ですね。
道を作るために切り出したのでしょうか?

崩れたとおぼしき場所はすっかり片付けられてました。
小さな落石とかはあるので、車両はそのまま通行止めみたいですが歩きは全然問題ないです。

林道を降りてきて内房線を反対側にくぐり抜けます。
基礎がレンガで昔のままの線路なんですね。

13時に保田駅に到着。
これにて千葉県コースを全て歩ききりました。
途中の通行止めで時間がかかっただけに、「やっとおわった〜」って感じです。

時間も早いので、少し足を延ばして道の駅保田小学校に寄ってきました。
この道の駅、お風呂に入れるんですよね。
特に有名ということもないのか、誰もいない独占風呂を味わってきました。
ようやく千葉県コースを終えましたが、次回は神奈川県のコースへの移動となります。
海は歩けないので東京湾フェリーでの移動ですが、久里浜の港から1番コースは少し離れているので連絡道歩きもしなければ。
いつ始めようかな。
【参考メモ】